車関係

中古車の査定額がお店ごとに違う理由!

車を高く売りたいと思ったら、色々なお店に持っていって査定してもらうのがベストです。

だって、A店とB店が競い合って値段を付けてくれたりするから。

でもなんでそんな風潮になっているのでしょうか。

車を買取るお店は、買い取った車を売って利益を出さなければいけません。なので、安く買って高く売りたいわけですね。

 

中古車の査定ってどうやって決まるの?

できるだけ高く売りたいのが人情というやつですが、お店側も儲けを出さなければ潰れてしまいます。

かといって激安で買い叩けば、お店の評判も落ちてしまうので、ギリギリのところでせめぎ合っているのが実情です。

ではどうやって、お店ごとに査定を出しているのでしょうか。

 

中古車の査定方法

買取店が中古車の査定をする場合は、50個以上の項目をチェックしていく必要があります。

JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)というところが定めた基準があるので、それにそって査定をしていくわけですね。

ただし、そうして出てきた査定に、買取店独自の査定をプラス(もしくはマイナス)されて、価格が決まってきます。

 

基本価格の決まり方

買取店が査定する場合に、基本にする「査定基準価格」というものがあります。

※この基準価格は、査定協会が市場実績として毎月設定しています。

ちなみに、JAAIが決めた標準的な中古車の査定基準は以下のようになります。

  1. 外装・内装は無傷であること
  2. エンジン・足回りは走行に支障なく良好であること
  3. 車検の残り月数は3ヶ月以内であること
  4. 走行キロ数はヒョウウンであること
  5. タイヤの残り溝はスリップサイン(1.6mm)以上あること
  6. 事故修復歴や、改造工作がなく、損傷減価要因(腐食・臭い)がないこと

 

基準価格にプラスされたりするの?

さて、基準価格が決まれば、次はそこにお店独自の評価点をつけていくことになります。

どういったところが独自査定に繋がるのか気になりませんか?

「加減点基準」と呼ばれる独自基準は以下のようになります。

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この図だけじゃ分かりにくいので、例を出してみましょう。

 

プラス査定される例

  • 標準状態から比べてキレイに車を乗っている場合。
  • 新車販売時から比べて、他の車よりも走行距離が少ない場合。
  • 車検が4ヶ月以上残っている場合。
  • 装備品(ホイールやエアロ)などのオプション品が付いている場合

考えてみたら当たり前のことですけど、良いコンディションの車は査定が高くなりますね。 明確な基準が分からない時はこの図を参考にしてみて下さい。

 

マイナス査定される例

  • ボンネットやドアに大きな凹みがあった場合
  • 走行距離が多い場合
  • タイヤがほとんど残っていない場合
  • 元々付いているはずの物が付いていない場合

などなど、思い当たるフシがありませんか? でも車検や、自賠責などの残り日数が減点にならないのは意外でしたね。

こういう細かいことを事前に知っていれば、さらに交渉の余地が増えるはず!

 

買取店ごとの事情

例えば、軽四専門店に大きなミニバンを売ろうとしても良い返事は貰えませんよね。

逆に、ミニバン専門店に軽自動車を持って行ってもやっぱり良い顔はしないと思います。

なにが言いたいのかというと、 自動車買取店ごとに、得意な車ジャンルが存在しているんだってコト。

あまり知られていないのですが、基準価格はどこの店もほとんど同じなので、こういったところで差が出るんですね。

 

まとめ

  • 査定基準価格は日本自動車査定協会が決める
  • 査定加減点によって車ごとの値段が変わる
  • お店ごとに得意ジャンルが違う

これらによって、お店ごとの買取価格が変わってくるんですね。

これを知っているだけで、あなたの車査定が有利に進むはずです。

大事に乗ってきた愛車だからこそ、高く買い取ってもらいたい気持ちはよく分かります。

一生に何回も有ることではないので、妥協せずに満足いく価格で手放して下さいね!

 

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