「転職を恐れないで」
というのが私の心情ですが、それでも転職をしないほうが良い人もたくさんいます。
転職をしないほうが良い人というのはどんな人なのでしょうか。
転職に向いていない人
ハローワーク以外にも転職サイトがたくさん出てきて、本当に転職するには良い時代になってきたんじゃないかなって勝手に思っています。
なので、近い将来はアメリカみたいに永年勤続雇用よりも、もっとスキルを重視した雇用に力を入れてくる時代が来そうですね。
ただし、今のところはまだ新しい時代の流れが始まったばかりなので、こういう人たちは様子見をしておいた方がいいでしょう。
安定している
毎日定時で帰って、そこそこのお給料を貰っている。
例えば公務員とか、地元密着型の大きい会社なんてのはそうですよね。
長くいるだけで役職にもついて、何もなければ普通に定年を全うできるタイプの仕事です。
「仕事に刺激が無いから辞めたい」
確かに意見はごもっともですが、その状態はスマホゲームで言うと★6のスーパーレアカードを持っている状態です。
それ以上のカードは出る可能性が極めて低いので、ギャンブル的な要素が大きいです。
日々の支払いに追われている人
転職をすれば必ず待遇が良くなるわけではありません。
家のローンに車のローン、はたまた子供の習い事など、毎月の固定費が多い人は、相当慎重になって転職活動をしなければなりません。
今のところ上手く回っているのなら、もう少し金銭的な体力がついてからの転職に踏み切った方が良いでしょう。
退職金でなんとか賄えると思ったら大間違いです。中途退社の退職金なんてたかが知れていますから。
実際に何も考えずに会社を辞めて、家とクルマを売り払う羽目になった人を知っているのですが、現実は非常に残酷です。
実績が無い
職業を点々としていて、スキルが何も無い人も転職は厳しいです。
なによりも、今の仕事は若さで雇ってもらえたかもしれませんが、もう次の仕事の面接には受からない可能性もあるので気をつけましょう。
出来るだけ自分しか出来ない仕事を増やしておいたほうが良いです。
辞めることを考え始めたら、次の会社へのアピール出来る自分の良いところを探してメモする習慣くらいは付けておいて下さいね。
最低でも,他の転職ライバル達を出し抜ける何かしらのスキルが無いと本当に厳しいです。
転職をすれば認められると思っている人
今の会社だと自分の事をだれも認めてくれないので、新しい就職先で頑張りたい。
こんな考えだと中々大変です。
基本的には、仕事が出来ると誰かしらは評価してくれているもんです。
それを「誰も認めてくれないから転職したい」なんて、厳しいことを言うようですが本当に業務をちゃんとこなせていますか?
もしかしたら、あなたが気がついていないだけで色んな人に迷惑を掛けているかも知れませんし、業務上のミスも多いんじゃないでしょうか。
この考え方の人は、一度自分を深く振り返ってみる事をおすすめします。
人に認められないのは、認められないなりの理由がありますので、それが理不尽な内容でも無い限り、自分のやり方を変える事のほうが大事だと思いますよ。
まずは周りの人のやり方を認めることからスタートしてみませんか?
家族が反対している人
独り身なら簡単に転職が出来るのですが、家族持ちともなると転職の時に一番ネックになるのが家族です。
20代ならまだしも、30代なら家庭持ちの方もたくさんいるので、家族に反対される人も多いでしょう。
ぶっちゃけると、家族に反対された転職で上手く行った話を聞いたことが無いので、転職したいなら、一番最初に家族を説得しましょう。
先に転職先を見つけてきてからの相談でも良いと思います。
- 転職先を決める
- 家族に転職の相談をする
- 今の会社に辞表を出す
この順番なら家族も不安は少ないでしょうし、信頼も増すと思います。
一番ダメなのは勝手に会社を辞めてくることです。
まとめ
なんだかんだ言って、一昔前よりも簡単に次の就職先を探せるようになっているのは凄いことです。
かと言って転職をすれば必ず高待遇になるわけでも無いので、じっくりと考えてから転職をするかしないかを決めて下さい。
会社を辞めるのは簡単ですが、出来る限り次の転職先が決まってから辞めるようにしたいですね。