やあ、ニートの諸君。
私も昔は働いていない時期があったので、ニートの気持ちは分かる方だと思っています。
でも、難関資格:宅建を取れば人生が変わると思っているならそれは考えなおしたほうが良いでしょう。
だって、不動産業界はブラックだから。
いくら宅建が士業になったっていってもねぇ・・・。
働いたら負け?
べつに職歴が無い人が働き始めることに関して文句を言っているわけじゃないんです。
ただ、不動産業界は温度差が激しいので、就職するなら気をつけた方が良いという話ですね。
闇が深い不動産業界
普通に考えて、不動産屋の収入源ってなんだと思いますか?
- 仲介手数料
- 管理業
- 賃貸業
- 建築
- 転売
不動産業界はこの5つの中のどれかがメインになっています。
不動産屋によって得意不得意があるのでどれが良いとは言えませんが、仲介手数料がメインの会社が多いですね。
家、土地、アパート、マンション、を賃貸・売買した時における仲介手数料の事です。
特に売買は手数料の金額が大きいので、メインにしている業者が多いです。
みなさんも不動産屋と聞いたら思いつくのが、賃貸・売買系の不動産屋でしょう。
ブラック&ブラック
ただし、この売買メインの不動産業界は本当にキツイ。
金額がそれなりに大きくなってくるので、田舎などではまず売れない。
売れたとしても、売り方に問題があれば人が不幸になりますから。
「家賃並みの値段で買えますよ」
「現在の収入ならローンが通りますよ」
家を売る時にするセールストークはこんな感じなのですが、余裕を持って家を買うのと、カツカツで家を買うのではライフスタイルに差が出てきます。
むちゃくちゃなローンを組まされて家を買って、けっきょく払えなくなって家を手放した人を何人か知っていますが、すごく可愛そうです。
で、
あなたはこの悪徳セールスマンになれますか?
これも不動産屋の仕事の一環です。
売れなきゃゴミクズ扱い
売買がメインの不動産屋にとって、家を売ってこない人間は役立たずです。
クルマ屋がクルマを売らないと潰れてしまうように、不動産屋は家が売れないと潰れてしまうんですから。
なので、雇い主も必死です。
死ぬか生きるか
まさにデッド・オア・アライブの世界です。
一攫千金なら不動産業界
ただし、不動産業界には夢もあります。
契約さえ取れれば良いのですから。
基本的には歩合制のところが多く、契約が取れれば取れるほど給料も上がります。
成績次第では同い年世代の人間をかるく追い越してしまうでしょう。
不動産ドリームは間違いなくあります。
資格ありきの仕事
不動産業界の良いところは、万年人手不足なので職歴不問で雇ってもらいやすい事です。
ニートだろうがなんだろうが、普通に雇ってもらえます。
ただし、宅建くらいは取っておきましょう。
- 宅地建物取引士
- 管理業務主任者
- マンション管理士
この3点があればまず面接で落とされることはありません。
将来的に独立も視野に入れることが出来る一発逆転の職業ですね。
ブラックが怖い人へ
不動産屋はブラック企業が多いのですが、繁忙期があるのでしょうが無い部分もあります。
特に10月~3月くらいまでは受験や異動のおかげで忙しいと思って下さい。
逆に、4~9月までは閑散期になるので、そのタイミングで入社して色々と勉強しておくのも良いかもしれません。
また、ブラック・・・というか忙しい会社を見分けるコツですが、
- 従業員の顔に生気がない
- 夜遅くまで明かりが付いている
- 怒声がすんごい!
ちょっと家を借りるフリをして、偵察に行くのも一つの手ですね。
従業員の覇気が無いのは一番ヤバイです。たまたま担当者が気力の無いタイプの人間だという事もありそうですが。
夜12時くらいに明かりを確認しにいくのも良いと思います。
ここまでやるかって感じですけど、入ってしまえば簡単に辞められないのでそれぐらいの下準備は必要でしょう。
まとめ
安易に就職を期待して宅建を取りたい人も多いのでしょうけど、現実は残酷です。
宅建を勉強する時間で職安に通ったり、バイトをして職歴を付けていた方がよっぽどマシだと思います。
バイトの職歴は意外に水増しが効くので、1年働けば十分です。
取り敢えずは働く意識さえあれば何とかなる世の中です。
資格欄に宅建って書いておけば、求人に受かる可能性は跳ね上がりますけどね。