難しい試験とされていますが、宅建は独学で受けても受かる試験です。
現に私が独学で通りましたし。
ということで、独学をする時に気をつけて欲しいことを書きます。
独学でも受かる試験
国家資格試験の中でも宅建は少し特殊な位置付になっていて、毎年30万人前後の人間が受けるという試験は他に類を見ません。
全国で30万人も受けるわけですから、試験会場も他の試験に比べて多いし、一年に一度だけという事を除けばかなり受けやすい試験になっています。
テキストが充実している
超大規模進行で試験が行われるので、試験対策のほうもかなり充実していて、宅建のテキストは他の資格テキストとくらべてかなり充実しています。それこそ本屋さんの一角が全て宅建のテキストで埋まっている事も珍しくありませんね。
そこまで試験対策テキストが充実しているので、資格の専門学校や、ユーキャンの様な通信教育を使わなくても頑張れば受かることが可能になっているんです。
独学する時に参考にしたテキスト
私が使ったのは「らくらく宅建塾」という週刊住宅新聞社から出ているテキストでした。
なぜなら、ヤフオクのセット販売でそれが一番安かったから(笑)。
でも案外評判が良くて、中身も分かりやすかったんでコレで良かったかなって思っています。結果的に受かったし。
他の参考書を見たことがないので分からないのですが、らくらく宅建塾は初心者向けの内容になっていて、何も知らない状態から独学で宅建の勉強をしようと思っている人にはかなりおすすめ出来ます。
信じて信じて、テキストを信じて
基本的に各社の宅建テキストは、そのシリーズを使えば試験に合格できるように作られています。
よっぽどポンコツな参考書でなければ、という話になりますが、Amazonの口コミやレビューを見ていれば、なんとなく分かりますよね。
一回テキストを買ってしまえば、それ以外に浮気はしないようにしましょうね。宅建の神様は一途な人間が大好きです。
トコトンやるだけ
人間性能は執念で超えられると信じています。
私の場合は誰も頼れずに独学で全てやりきってしまったので言えるのですが、正直独学は辛いです。周りに誰もいないので、疑問は全てネットで調べて、納得がいかなければ図書館にいったり、本屋さんでさらに難しい本を立ち読みしたりして解決していきました。
はっきりいって独学は茨の道です。通り抜けるころにはボロボロの血まみれになっていると思います。ただし、そこまでしなければ超えられない壁があることは知っておいて下さい。
過去問は絶対に2冊以上買おうね
テキストは一社だけで良いと言いましたが、過去問は別です。
各社揃えられるだけ揃えられればそれだけ試験対策として素晴らしいものになります。
・過去問で大事なのは問題解説
参考書メーカーによって問題解説が変わってきますが、この問題解説の為だけにお金を出す価値はあると思います。
過去問でミスが出る度に解説文を読んで理解を深めるのですが、メーカーによっては的外れな答えを書いていることが良く有りました。なので最低でも2社分は用意しておかないと、たまにある嘘を信じて覚えるハメになるんですね。
比較するという意味でも2社分、各社の講師陣の考え方を盗むという意味では3社以上欲しいところです。
なんせ独学なので、データは多いほうが良いですから。
過去問だけでも受かるよ、たぶん。
独学でも3ヶ月で受かったという人がたまにいるのが宅建の面白いところですね。
3ヶ月で受かるというのは話を膨らませすぎている感じがしますが、司法試験などを勉強している人なら法律の下積みがあるのでなんとかなるかもしれません。
もし自分が3ヶ月で対策を立てるとしたら、参考書は捨てて100%過去問だけで試験にのぞみます。
過去問だけなら3ヶ月あればなんとか勝負できる土俵には行けると思いますが、基礎的な知識が身につかないので応用問題が多く出てしまうと終了してしまう危険な賭けになります。時間が無ければこういう手段も有りだと思います。
甘えは捨てろ
今日は体調が悪いからやめておこう、という甘えは捨てましょう。
できればスマホゲームや、家庭用ゲームも捨てましょう。
周りの人が狂気を感じるレベルまで精神状態を持っていければ完璧です。
執念に勝るものは何も無いです。才能なんて言い訳だと自分に言い聞かせましょう。
あとがき
宅建は独学で取れる資格です。
でも1日30分勉強すれば楽々取れるという資格ではありません。
私の周りの話を聞く限りでは、資格の専門学校や、通信教育で受けた人のほうが遥かに楽に受かっています。ノウハウがまったく違いますね。
ヤフオクで通信教育を挫折した人がセット販売しています。私も最初はそこを狙おうと思ったのですが、採点がつかないので通信教育の良さが半分も生かされないと思ってやめました。
独学は修羅の道ですが、やる価値はあります。
金銭的に厳しい人や自分のペースじゃないと勉強に身が入らない人はおすすめですよ。