資格

ニート脱出に宅建が最適な理由

ニート(英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)とは、就学、就労、職業訓練のいずれも行っていないことを意味する用語であり、日本では、15〜34歳までの非労働力人口のうち、通学しておらず、家事を行っていない「若年無業者」を指している。

ウィキペディアより

私はニートとして活動していた時期があります。

そのため、他の人よりもニートの気持ちが少しだけ理解できます。某掲示板ではニート脱出の為の足がかりとして資格受験が持ちだされますけど、実際どの程度就職に役に立つのでしょうか。

 

私がニートだったころ

私は18~19才ぐらいまでの約1年間ニートでした。

ニートと言っても、彼女の家で毎日ゴロゴロしていただけだったので、どちらかと言うとヒモのほうがシックリ来るかもしれませんけど。

彼女から毎日冷たい視線を浴びながらも、毎日最高に幸せでした。

友達からドラクエ5を借りてきて36時間耐久ドラクエを一人でしていたこともありますし、近所にあったブックオフの漫画を端から順番に読んでいって、2/3くらいは読み終えました。

少女漫画コーナーに立ち入る勇気はなかったので、それ以外はほぼ読みきった感じですね。

ニート卒業のキッカケは、パチンコがしたかったから日雇いのアルバイトをしたのが始まりなのですが、さすがに色々とクズ過ぎて詳細はここで書けません(´;ω;`)ウッ…

そんなわけでニートって衣食住が揃ってさえいれば幸せでいることができし、楽しいんですよ。

 

ニート脱出を考える機会

家がお金持ちだったり、安定した生活が送れるのならニートという選択肢は最高にハッピーです。

でも、20代の若者たちはニートでいることができても、30代、40代になれば、家庭の収入源である両親が年老いてきて、生活そのものの存在が危なくなってきます。

今までお小遣いをくれていた親が年金暮らしになれば、以前と同じような生活水準が保てなくなるからです。

なのでニートは三十路に入った頃から、自分の残りの人生をどう過ごすかの選択を迫られる様になるみたいですね。

30歳っていったら世間では役職についている人間もいる年齢ですし、職歴が10数年も空いていればブランクが長すぎて職場で通用しなくなる恐れがあります。というか、まず通用しません。

ニートになった原因はなんであれ、働いたことの無い人間に残っている現実は残酷です。

 

宅建はニート問題解決の糸口となるのか!?

大型掲示板2chの資格板には「◯◯の資格をとればニートでも雇ってもらえますか?」という質問が良くあります。

現実問題として、無職期間を資格で埋めるなんて難しいと思われます。弁護士や司法書士などの難関資格ならともかくね。

それでも、宅建はニート脱出の糸口になると思います。

 

不動産関係の職種

不動産屋は人と人が接する仕事なので、人付き合いが苦手な傾向にあるニートの人々には向いていません。というか、宅建を取ってから不動産屋をやりたいと思いますか?あなたに家が売れますか?

よっぽど気合が入ってない限りは職業:不動産屋を目指して宅建を取る必要は無いと思います。

逆に人生一発逆転をかけて不動産業界に飛び込むのも有りかも知れません。新人教育プログラムがある会社に入れば、社会で通用するレベルまで叩き上げてくれますから。

 

不動産に使えないのに取る必要

宅建は国家試験の入り口と呼ばれるぐらい間口の広い資格です。

7000円しか掛からない安い受験費用と、受験対策用のテキストが他の資格と比べ物にならないぐらい充実しています。

  • 難易度のわりに世間に広がる「難しい」イメージ
  • 努力しないと取れない資格
  • 取ることで自信がつく

ニートが宅建を取ったほうが良い理由がこれです。

ハローワークの就職相談のおばちゃん達は「宅建持っていてもどうすんの?」という感じで否定的ですが、資格欄に宅建があると難しい資格取ったんだねって面接の時に話が弾みます。面接者の教養しだいですけど。

あまりひけらかすのもどうかと思いますが、取っていて一目置かれるので使いようによってはいい武器になります。

それに、一朝一夕で取れるような資格では無いので、取るときはかなり自分を追い込む事になります。

私は試験の時、自分以外の周りの人間を見て、受験しに来たのを後悔するぐらい場違い感に悩みましたが、結果的にスーツを着た真面目そうな人や、難しい株とか政治の話をしていた人は全員落ちていました(笑)。

努力は嘘をつかないといいますが、本当にその通り結果に出ます。6人に1人しか受からない試験なので、周りの5人を蹴落としてきたという自信は、人生のターニングポイントになると思います。

 

他の資格への足がかり

中卒でも引きこもりでも無条件で受験できる、受験条件の無い国家資格の中で一番難しい司法書士。(※司法試験は別格なので除いて)

司法書士を取ればマジで人生一発逆転のチャンスが狙えますけど、いきなり勉強を始めるのは無理があります。

宅建でウォーミングアップしておいて、司法書士を目指す。カッコイイですね。

司法書士に限らず、ステップアップするための資格を勉強中です(ドヤ顔)って言っとけば、周りの視線も変わるのでおすすめです。

電験3種や簿記検定などの異業種資格でも良いですね。

 

おわりに

私の会社では、ニートの人を採用する基準が資格の有無と、どこの大学を卒業したか、です。

ホンマか?って思うでしょうけど、嘘のような本当の話です。現に数名雇われています。なので今回は知名度が高くて合格率も悪く無い宅建を心の底からおすすめしています。

現に、何もしないよりも何か始めたほうが良いのは間違いないので、派遣登録でも資格受験でもなんでもしたら良いと思います。

上手くいかなくなったら死ぬわとか言っている友人がいますけど、死ぬってエネルギーめちゃくちゃ使うので、経験者なら分かってもらえると思いますが、そのエネルギーを他のことに回したほうが人生数倍楽しいです。

 

-資格