みんな新しいものが好きなので、省燃費を考えたときにエコタイヤを入れたりするんですけど、もっと身近なところでも燃費向上に貢献してくれるものがあるのをご存知でしょうか。
そう、車のメンテナンス部品の交換です。
メンテナンスというと面倒くさいイメージなので、ここだけは抑えておきたいポイントを紹介します。
Contents
車の劣化部品を交換して燃費をあげよう
燃費というと、
「低燃費タイヤに交換すれば良いの?」
なんて聞かれるわけですけど、古い車に限っていえばタイヤを変えるのは最終手段だと思ってください。
まずは日頃頑張ってくれている車だからこそ、きっちりメンテナンスをしてあげましょう。
クルマの性能も良くなりますし、燃費向上にも一役買ってくれます。
エンジンオイルの交換
なぜかオイル交換をしなくても平気という人がいますけど、オイル交換は必ず定期的に行いましょう。
エンジンオイルが汚れているとエンジンがスムーズに動かなくなるため、異音や振動が大きくなるし、最悪の場合は車が壊れてしまうこともあります。
オイル交換時期は?
《軽自動車》
- ターボ:5000km、もしくは六ヶ月
- 普通 :10000km、もしくは六ヶ月
《普通車》
- ターボ:5000km、もしくは六ヶ月
- 普通 :15000km、もしくは一年
ここに乗せているのが一般的なオイル交換時期です。
自分の体感上では、普通車で1万キロ、軽自動車だと5千キロぐらいで交換がベストですが、普段乗っている環境に応じても変わってくるので注意してください。
ターボ車になると、この半分ぐらいの距離で交換ですね。
普通車だとオイルの劣化は感じにくいですが、軽自動車の場合は敏感な人なら気がつくぐらい異音や振動が増えます。
経験上、軽自動車はオイル交換サイクルを早めにしておいた方が良いと思います。
粘度の低いオイルは燃費が良い
良いオイルを入れたから燃費が良くなるということはありません。
しかし、低粘度のオイルを入れると燃費が上がります。
- 0W-20
- 5W-30
- 15W-40
車の用品店に行けばたくさんオイルが置いていますが、オイルのパッケージにそれぞれ上記のような数字がついています。
この数字は、SAE規格とよばれるもので、オイルの粘度(硬さ)を表しているものなんですね。
※左側の○○Wは低温時の粘度、右側の数字は高温時の粘度を表します。
この数字が低ければ低いほど、エンジンの中での抵抗が少なくなるので燃費がよくなります。
ディーラーだと指定オイルしか置いてないので、一度どんなオイルを入れているのか聞いてみてもいいかも知れません。
プラグの交換
プラグはノーマルだと、5万キロ程度で劣化します。
車検の時に交換してくれますが、店によってはスルーすることもあるので気をつけたいですね。
劣化してくるとパワーが落ちてくるのですが、ユックリとダメになっていくので変化に気がつける人はいません。
「あー、これプラグが原因の故障だわ。」
というところまでくると廃車へGOレベルの手遅れなので、早めに交換しておきたいところです。
自動車用品店でもカンタンにチェックしてもらえるので、早めに確認しておきましょう。
プラグコードも劣化してるかも
10万キロ前後走っていると、プラグコードも劣化している可能性があります。
プラグがダメになったときほど重症にはなりませんが、燃費にはしっかりと影響してくるので、早めに交換しておきたいですね。
悪質な業者だと、あまり走っていない車でも交換を進めてくるので、できればディーラーのようなシッカリした店で交換するべきかを相談してみてください。
プラグコードとプラグはエンジンの点火という大事な部分を担っていますので、5万キロ、10万キロなどの節目で確認してあげましょう。
ATFの交換
ATF(オートマオイル)は、ATのミッションオイルのことです。
交換する派と、交換しない派に分かれていつも論戦が繰り広げられていますね。
僕はする派の人間なので、しっかりと交換した方が良いと思います。
しかし、今まで一度も交換したことがないまま5万キロ以上走っているような車は原則交換できません。
ATミッションは精密な機械なので、長年交換していない場合は底に堆積しているゴミで壊れてしまうからです。
新車購入時からこまめに交換するのが一番良いと思います。
エアフィルターの交換
エアフィルターは交換目安が5万キロぐらいです。
ホコリっぽい場所を走る車は早めの交換、キレイな場所を走る車は指定時期の交換で問題ありません。
エンジンは燃料と空気を必要とするのですが、その空気を送り込むときにフィルターが目詰まりしていると十分な量の空気が確保できません。
なので、エアフィルターも定期的な交換が必要になるのです。
掃除機のフィルターが詰まったようなものですね。
添加剤
添加剤系は、オカルトグッズの側面が強いです。
効果があるという人と、絶対にないと言い張る人で分かれるので面白いですけどね。
個人的にあまり入れない(高いから)のですが、効果は大なり小なりあると思っています。
車に飲ませるレッドブルみたいなものですね。
ただし、怪しい新興メーカーのものは絶対に使わないようにして下さい。
オイル添加剤
オイルに入れるタイプの添加剤で、効果としては「新車購入時の性能に戻す!」
的なものが多いですね。
車の性能はオイル以外の部分の劣化が影響している、というのはここまでで説明してきましたので、これで新車時に戻るわけがないのはご存知の通りです。
こういうのは気持ちの問題(プラシーボ)でしょうね。
ガソリン添加剤
ガソリンスタンドで水抜き剤を勝手に入れられて代金を請求されたことがあるので、ガソリン系の添加剤には嫌な思い出しかありません。
見ていると良さそうな感じがするんですけど、あくまで精神的な安定剤でしょう。
こちらのガソリン添加剤の方が、オイル添加剤よりも効果を感じている人が多いですね。
怪しい燃費向上グッズたち
燃費向上系のオカルトグッズはこちらでまとめています。
こういうのもあるんだー、と参考にして下さい(笑)。
まとめ
ということで、思い当たるフシがありましたか?
これらを一つずつは効果がそこまで見込めませんが、全部見直していけば塵も積もれば山となるということで、かなりの燃費向上を感じられるはずです。
愛車の性能も戻るし、寿命も長くなりますよね。
クルマは愛情をかければ答えてくれるので、日頃のメンテナンスを欠かさないようにしてあげましょう。