オートバックスやイエローハットなど、ちょっと大きな車の用品店にいけば必ず置いてある燃費向上グッズ。
パッケージを眺めている分には楽しいけど、なんだかちょっとうさんくさい。
そりゃそうですよね。
だって本当に効くのなら、自動車メーカーがこぞって純正採用するはずですから。
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怪しい燃費向上グッズは効くのか
独自のシステムを採用しているので、
- バッテリーに付けるだけで電装パワーが上がります。
- 車の潜在能力が引き出されます。
- なぜか燃費も良くなります。
- 燃費が上がったデータはコチラです。
こんな謳い文句に騙されて、何度かこういうグッズを買ったことがあります。
友人たちと数人で共同購入して付けてみたのですが、体感できた人はいませんでした。
ていうか、車の潜在能力を引き出すってナメック星の最長老様ですか?
自動車メーカーの優秀な開発陣が死ぬほど努力して設計している車に、潜在されている能力なんて残っているわけがないでしょう。
トンデモ理論は実現すればノーベル賞
- 車のパフォーマンスが向上します。
- トルクがモリモリ上昇します。
- エンジンのレスポンスが上がります。
こんなポン付けだけで車がパワーアップする恐ろしいアイテムがあったら、間違いなくノーベル賞ものです。
考えても見て下さい。 取り付けるだけで良いんですよ。
自動車メーカーも必死で採用したがるだろうし、特許も取っておかなければ構造をマネされてしまいます。
でも、そんな事態になることはありません。
お金持ちになれる開運グッズと同レベルのオカルトグッズだからです。
それでも怪しいアイテムは好き
電力チャージ、点火チューニング、心が踊りますよね。
あの如何にも効きそうな見た目もヤバイですし、効果効能をズラッと並べられるとドキドキします。
値段も微妙に手が届きそうなところで設定されていますから、ちょっと頑張れば買えちゃうのが魅力的。
効果があるの?ないの?っていう微妙な感じがたまらないのです。
期待しちゃいけないのは分かっていますけど、見ていたら欲しくなるんですよね。
本当に効いた燃費向上グッズ
今まで怪しいグッズを色々と試しましたけど、実は1つだけ効果があったものが「アーシング」でした。
といっても新車に使っても効果はなくて、古い車に限るんですけどね。
嘘のような本当の話。
ヘッドライトが明るくなって、トルクが太くなるという体験が出来ました。
でも、バッテリー周りは高電流が流れていたりするので、触ると危険な場合があります。
なので積極的にオススメはしません。
車に詳しい人ならやってみる価値があるかも。
当時乗っていた車でガソリン入れてから次に入れるまでの間隔が、リッター1キロ以上伸びていたので気が付きました。
いやー、こうやって文字にするとやっぱり怪しさマックスですね(笑)。
使ってはいけない燃費向上グッズ
一時期問題になっていたガソリンタンクに直接いれる丸いボールのようなもの。
車のガソリンタンクは構造上、一度中に入れると取り出せないので不具合が起きた時に大変なことになる可能性があります。
固形物をタンクに入れるのは絶対に止めましょう。
どれだけ燃費が良くなろうと、そのあとのメンテナンスが出来ないならやるべきではありません。
永久的に大丈夫って書いていても信用してはダメです。
燃費向上グッズよりも他にやることがある!
実際に、クルマの燃費が落ちる最大の原因はメンテナンス不足です。
高年式車であればあるほど、こういったオカルトグッズに頼りたくなる気持ちは分かりますけど、ちゃんと交換部品を定期的に交換してあげるだけでパワーや燃費が戻ってきますよ。
まとめ
手軽でカンタン、なのに燃費向上。
信じたい気持ちはすごく分かりますが、自動車というのはタダの機械です。
ちょっとしたことで性能が大きく変わるなら、それは機械として見るなら駄作なんですよね。
オカルトグッズは僕も好きなので、パッケージを見てワクワクさせてもらっています。
ただ、実際に使う分には程々にしておいて下さい。