いきなりの大雨!
ゲリラ豪雨と呼ばれるような、激しい雨が降ってきたときに恐いのが水没です。
「○○(地域名)豪雨」なんていう名前がつくような歴史的豪雨のあとには、必ず中古車屋さんに水没車がたくさん出回ったりしますもんね。
というわけで、今回は水没車のお話。
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クルマが水没してしまったら
突発的な大雨が降ったりすると、何気なく置いている駐車場などでも、地面が低い場所なんかは排水が悪くて浸かってしまうことがあります。
「今まで10年以上置いていたのに、急に浸かるなんて・・・。」
というのは良くある話。
路面の排水状況は、月日がたつにつれ変わっていくものです。
「以前が大丈夫だったんだから、今回も大丈夫だよ。」
などと慢心しないようにしておきたいですね。
もし大雨の中、スーパーなどに買い物に行くようなことがあるなら、少しでも高台に置くようにしましょう。
冠水してしまえば、大渋滞になるのでどこにも動かすことが出来なくりますから。
豪雨のときの運転は、ココに気をつけよう!
ちょっとした大雨のときは大丈夫ですが、明らかにヤバイ豪雨のときは下り道に注意しましょう。
とくに道路をエグッて作っている立体交差などは注意が必要です。
地下道みたいなやつですね。
良くあるのが、長い下り坂の終点が冠水している状況。
運転に集中していると、路面の冠水になかなか気が付きにくいので、そういった場所を避けるように意識しておきたいですね。
マフラーが排気できなくなったら止まる
クルマって、ちょっとぐらいの冠水なら余裕で通れたりするんですよ。
じゃあ、どのタイミングで水路を通行できなくなるかっていうと、マフラー部分が水に浸かって排気できなくなった時です。
排気できなくなるとエンジンって止まっちゃうんですよ。
知らない人が多いので、イザという時のためにマフラーの位置は確認しておいて下さいね。
他にも、エンジンに水が入ったら止まるようになっています。まぁ、普通は先にマフラーが詰まるようになっていますけどね。
ダウンマフラーの人や、マフラーカッターで排気を下に向けている人は気をつけて下さい。
クルマはどこまで水没に耐えれるの?
基本的にクルマが水没しながら走れるのは、タイヤ直径の半分が目安です。
タイヤの中心点を超えるような水深は避けておいたほうが無難です。
ただし、水路の走破を推奨しているわけではなくて、どうしてもという場合だけにしておいて下さい。
クルマは大部分が鉄で出来ているので、普段目にしないような内部がサビてしまいますから。
クルマは水没したら壊れる?
これ、運によるところが大きいみたいですね。
水没の度合いによっては動かなくなる場合があるみたいですし、ザブンと浸かっていて明らかに無理だろうと思っていても、乾けば動くこともあるみたいです。
浸かった時間、浸かった深さで変わってくるんでしょうね。
ちなみに、浸かったあとにすぐエンジンをかけるのだけはやめたほうが良いです。
とくにハイブリッドカーは電装部分に水分が残っているとショートしてしまう可能性があるので。
修理費用は?
車両保険に入っていれば、保険を使ってチャチャッと直してしまえるんですけど、そうじゃない人もたくさんいますよね。
水没車の修理費用はザックリと以下のようになります。
- シートより上の水没:50万円~
- シートより下の水没:25万円~
- フロアマット程度までの水没:5万円~
ただし、これは大まかにこれぐらいだろう、というレベルの話です。
実際にはシート上まで水没していても走れる状態にあったりするので、クルマの状態と合わせての判断が必要になりますね。
ということで、あくまで目安にしてください。
忘れちゃいけない車両保険
車両保険って忘れがちなんですけど、こういう時に役にたってくれるんです。
かといって、
「うわー、今月大雨来そうだから車両保険入っとくわー。」
といった感じでスポット的に使えないので、一か八かみたいな要素はあります。
だからといって、古くなったクルマで冠水している場所に突っ込んだりしてはいけません。
車両保険を使って悪いことをすると詐欺罪に問われるので、便利な保険というよりも、転ばぬ先の杖といった感じで使って下さいね。
水没車は売るときにバレるの?
わりとバレます。
通常使用しているクルマでは考えられない場所にサビが浮いてたりするので、検査員もピッコーン!って分かります。
ぶっちゃけ、査定したときに分からないレベルの水没なら放っておいても大丈夫です。
なぜなら日常生活に使用するときに不具合がありそうな場所を査定しているわけですから。
つまりそこで見つからないような不具合なら、放っておいても大丈夫ということです。
まとめ
ということで、今回は水没ネタでした。 「君子危うきに近寄らず」 という言葉があるように、なるべくなら水たまりには近寄らないようにしたいものです。
もし水に浸かってしまったら、まずは慌てず騒がずエンジンを切って冷静に対処しましょう。