さっそくですが、あなたはいくらくらい貯金していますか?
貯金額なんて絶対に人に教えたくないものです。だってこのご時世に何があるか分からないし。
ウチには貯金がたくさんありますよ~なんて言っていたら良いカモです。
- でも、他人の貯金を知りたい。
- ウチとどれくらい差があるのか知りたい。
- 急に知りたくなってきて眠れないほど悩んでいる。
なので、そんなあなたの為に今日は日本人の平均貯蓄額を調べてきました。
これで今夜は安心して眠れそうですね。
え、みんなはこんなに貯金しているんですか!?
金融広報中央委員会の
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成26年調査結果」
によると、金融資産の保有額は平均で1209万円という結果が出ています。
って、私の貯金残高にはそんなに無いですけど・・・。
種類 | 振り分け(万円) |
預貯金 | 643(内定期:392) |
金銭信託 貸付信託 |
12 |
生命保険 | 204 |
損害保険 | 30 |
個人年金 | 71 |
債権 | 21 |
株式 | 108 |
投資信託 | 85 |
財形貯蓄 | 26 |
その他 金融商品 |
9 |
金融資産を保有していると答えた人の内訳はこんな感じですね。これって土地、住楽、貴金属、現金を含んでいないんですよ。信じられないです。
また、事業用の金融資産も含まれていません。
自分以外みんなお金持ち
という事で、2015年の日本人家庭の貯金平均額は1209万円になりました。
すっげー、羨ましい!!
と思っていたのですが、こんなにお金持ちが多いのかといえば、内情はすこし違っているようです。
「金融資産を保有していないとの回答が30.9%になった」
とのことなので、3世帯に1軒は貯金をまったくしていない家庭であると言えます。
逆に、貯金をしている家庭だけを抜き出して平均値を出すと1819万円になったので、ますます格差が広がっていると考えられるでしょう。
いや、貯金していない私が悪いんですけどね。
平均値の罠
平均値って言いましたけど、本当にみんながこんなに貯金を持っている訳じゃないのは、頭の良いあなたなら分かりますよね。
一億円もっている1人と貯金ゼロの9人が集まっても、貯金の平均額は1000万円になります。
これが平均値の罠です。
1000億円の人が一人いれば、残り9999人が貯金ゼロでも平均1000万です。
お金持ちってとんでもないですね。
中央値
平均で出すとエグい事になるので、中央値という考え方をしましょう。
お金を持っている人を順番に並べて、一番真ん中の人がいくら持っているのかを調べるやり方です。
- Aさん・・・0円
- Bさん・・・50円
- Cさん・・・1000円
- Dさん・・・50万円
- Eさん・・・1億円
こうやって、金額ではなく人を見るやり方です。実際にはもっと細かく分布しているので、こんなに雑ではありませんよ。
このやり方で見ていくと、2015年の金融資産保有額の中央値は400万円になっています。
もう少し現実的になりましたね。
貯金の平均を出すのは難しい
さて、ここで問題です。
見落としているものが一つあります。それは一体なんでしょうか?
・・・。
分かりましたか?
正解は、”年代別が出ていない”でした。
簡単でしたね。
年代別の平均値
ということなので、ここからは回答した家庭の世帯主を年代別に振り分けです。
年齢別 | (%) |
20代 | 1.6 |
30代 | 11.8 |
40代 | 18.9 |
50代 | 20.1 |
60代 | 23.6 |
70代 | 21.8 |
ありゃま、20代の人は少ないんですね。
30代でも12%切っちゃっています。
ということは、この日本人の貯金平均1209万円というのは、40代以上の人たちの貯金を見た結果だということが分かりますね。
いやー、私の周りにこんな金持ち全然いないと思ったらそういう事なんですねぇ。
お年寄りがお金を使わないっていうのは本当だったんですね。
まとめ
という事で、今回分かったことは
- 3世帯のうちの1世帯は貯金をしていない
- 20代、30代はお金が無い
- 40代以上は貯金をちゃんとしている
こんな感じでしょうかね。
世知辛い世の中ですけど独身世代は統計に入っていないので、現状はまださらに酷いかも知れません。
でも、悲観しててもしょうが無いので、頑張って貯金しましょう。