「電気はこまめに消しなさい!」
って小さいころ親に怒られましたが、TVなんかを見ているとつけっぱなしの方が節約になるような事を言ってて、何が本当なのかよく分かっていません。
結局、毎回消すようにしているのですが、点けっぱなしで良いのならそちらの方が楽だし、今までやってきたことが無駄になるのもシャクなので調べて見ました。
電気はこまめに消す?点けっぱなし?
リビング、台所、寝室、トイレ、お風呂、どこにでもある蛍光灯。
省エネ・節約を考えるならちゃんと消したほうがよっぽど経済的な気がします。
電気代が減る度にニンマリしてしまう私としては、ここは外せない大事なポイントなので、全力で調べます!
電気を消すのが節約になる派の意見
まずは消す派、点ける派の意見をまとめましょう。
消すのが節約になる派の言い分としては、
「電気は点いている間はずっと消費されつづけるんだから消しなさい」
という事です。
基本的にはみなさんもこういう考え方だと思います。
電気は点けっぱなしが節約になる派の意見
「蛍光灯を点ける時に起動電力が掛かるから、10分ぐらいなら点けっぱなしの方が節約になる」
「蛍光灯はオン・オフで寿命が短くなるから、寿命を考えると点けっぱなしの方が良い。」
え、蛍光灯って付く時に電力の消費量が多いんですか・・・、知らなかった。
なんか理系の人っぽい言い分ですね。
こういうのがスラスラと出てくるようになったらカッコイイのになぁ。
対決
さて、消す派と点ける派の意見が出たところで、検証してみましょうか。
消す派の意見はもっともなので置いておいて、新しい意見である点ける派のこれ。
- 起動電力
- 寿命が短くなる
これがいかがなものか、見てみましょう。
起動電力がかかる件
電気屋さんで売られている蛍光灯はJIS規格で作られています。なので、JIS規格のデータシートを調べてみようと思いましたが、どうやっても見えないので、下記を参考にします。
電気店で売られている蛍光灯はJIS規格に準拠しています。JIS規格のデータシートをインターネットで調べれば、蛍光灯の電気的な特性を知ることができます。これによると、スイッチをONにした際、蛍光灯が点灯するまでの間、最大で3秒間にわたり消費電力が通常点灯時の約2.2倍になることがわかります。ここでは計算を単純にするため、蛍光灯をつける際に3秒間ずっと消費電力が2.2倍になるものとします。
引用:日本科学未来館
これを見ると、電気を点けた時に3秒間だけ2.2倍になるということですね。
つまり3秒x2.2=6.6秒
6.6秒以内に電気を再び点けなければいけない状況の時にだけ、点けっぱなしの方が効率が良いという話です。
6.6秒以内に点けなおす事なんてほとんど無いので、毎回消していた方が節約になりますね。
寿命が短くなる件
私の大好きなウィキペディアには、こう書いてありました。
蛍光ランプは始動時にもっとも負荷がかかり、グロースタータ(点灯管方式。後述)の場合、一回の点灯で約1時間寿命が縮むため、頻繁に点滅させる用途には向かず、より長時間点灯する場所に向く。
蛍光ランプ大手のパナソニックは同社ランプ総合カタログにおいて、消灯時間おおむね数分程度を境に、連続点灯による電力消費の損失が、消灯して再始動することによるランプ寿命の損失を上回る(つまり、数分間の電気代より球の寿命の短縮のほうが安い)としている。
あれ、答えが出ちゃった感じでしょうか。
数分程度なら電気を付けたり消したりしないほうが良いんだけど、数分以内なら点けっぱなしの方がお得だよって事ですね。ええ。
数分程度って具体的に何分だよ!(笑)
これじゃ分かんないですね。
結論
- 蛍光管大手のパナソニック曰く、数分程度なら点けっぱなしでも問題無い。
- 純粋に電力だけを見るのなら6.6秒、蛍光灯の寿命を考えると数分まで伸びる。
これが私の出した結論です。
数分というが自分の中で整理がついていませんが、蛍光灯の寿命というのがバラつくので具体的には出せないのが実情でしょう。
まあ、数分=2,3分で見ておけば良いと思いますよ。
なので2,3分以内のON、OFFは止めたほうがお得になります。
例えばトイレのために席を外す時ですね。そこ以外に思い浮かびませんけど。。。
補足
今回の話は蛍光管に限ってです。
LEDは寿命も起動電力も関係ないので、こまめに消灯したほうが良いようです。