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宅建が士業になったことで追加された3つの法律と合格率の変化

宅建が士業になったら合格率に変化はあるのか?

まずは下の表を見てください。

実施年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率 合格点
1999年(平成11年) 222,913人 178,384人 28,277人 15.9% 30点
2000年(平成12年) 210,465人 168,094人 25,928人 15.4% 30点
2001年(平成13年) 204,629人 165,104人 25,203人 15.3% 34点
2002年(平成14年) 209,672人 169,657人 29,423人 17.3% 36点
2003年(平成15年) 210,182人 169,625人 25,942人 15.3% 35点
2004年(平成16年) 216,830人 173,457人 27,639人 15.9% 32点
2005年(平成17年) 226,665人 181,880人 31,520人 17.3% 33点
2006年(平成18年) 240,278人 193,573人 33,191人 17.1% 34点
2007年(平成19年) 260,633人 209,684人 36,203人 17.3% 35点
2008年(平成20年) 260,591人 209,415人 33,946人 16.2% 33点
2009年(平成21年) 241,944人 195,515人 34,918人 17.9% 33点
2010年(平成22年) 228,214人 186,542人 28,311人 15.2% 36点
2011年(平成23年) 231,596人 188,572人 30,391人 16.1% 36点
2012年(平成24年) 236,350人 191,169人 32,000人 16.7% 33点
2013年(平成25年) 234,586人 186,304人 28,470人 15.3% 33点
2014年(平成26年) 238,343人 192,029人 33,670人 17.5% 32点
2015年(平成27年) 243,199 人 194,926 人 30,028 人 15.4% 31点

平成26年4月から宅建士へ名称変更になったので、赤色で表示しているところが宅建士になってからの合格率ということになります。

毎年合格率が上下している試験なので、15%という低い水準なのにそこまで下がった感じがしません。

しかし、まだ始まったばかりなので油断は出来ません。来年になったらとたんに締めあげてくる可能性が無いわけでは無いのです。

宅建士の将来について分析したので参考にして下さい。

 

宅建士の未来は明るいのか!?

宅建士の資格試験が難しくなればなるほど、宅建士への優遇は改善されるでしょう。合格率が低くなればそれだけ宅建士の存在が貴重になるからです。

 

難問化は間違いない

宅建士になった時の法改正で、新たに3つの法律が追加されました。

  • 宅地建物取引士の業務処理の原則(法第15条)
  • 信用失墜行為の禁止(法第15条の2)
  • 知識及び能力の維持向上(法第15条の3)

一つずつ説明していきましょうか。

 

宅地建物取引士の業務処理の原則(法第15条)

いまさら業務処理の原則って言われてもそんな・・・・・・ねぇ。

国土交通省さんの意見としては、今まで以上に気合入れてお客さんの為に頑張れよってことです。そんなん当たり前ですわ。

 

信用失墜行為の禁止(法第15条の2)

はぁ。これも当たり前ですよね。こんなんわざわざ追加しなければいけないぐらいに不動産業界は悪い習慣が横行しているんでしょうか。

不動産の専門家として、宅建士の名前を汚すなよオラァ!!という事です。はい。

 

知識及び能力の維持向上(法第15条の3)

ピギャーっ!!これ嫌な予感しませんか? ゾワゾワってくるこの文言。

わざわざ追加されたってことは、宅建合格後も気が抜けないかもしれない。というより試験問題は間違いなく難化します。断言します。

ちょっとウィキペディアさんから引用しておくので、あなたも確認して見て下さい。不幸のおすそ分けです。

・宅地建物取引士は、宅地又は建物の取引に係る事務に必要な知識及び能力の維持向上に努めなければならない。
国土交通省の判断(宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方:第15条の3関係、知識及び能力の維持・向上について)によれば、宅地建物取引士は宅地建物取引の専門家として、常に最新の法令等を的確に把握し、これに合わせて必要な実務能力を磨くとともに、知識を更新するよう努めるものとするとされている。

WIKIPEDIAより~

 

己を信じろ

ま、試験が難しくなろうが合格率が下がろうが、やるしか無いんです。

だって他に道は無いんだから。

ニーチェもアントニオ猪木も、「踏み出せばその一歩が道となる」と言っていたので勇気を出して踏み出しましょう。

 

取ったもん勝ち

なんだかんだで、宅建士の資格は取ったら無くなることは無いと思います。

なので、もしかしたら超難関試験になってしまうかも知れないので、さっさと取って逃げましょう。

来年やろうとか言っていたら、取り返しの付かない事になるかも、ですよ。

 

士業で行こう

宅地建物取引主任から宅地建物取引士、つまり「士業」になったので、今受験して受かった人は堂々と胸を張れるんです。

私の時みたいに主任者ではないので、もう誰も馬鹿に出来ないんですよ。

今はまだ認知度が浅くて誰も分からないでしょうけど、近いうちに宅建が士業に変わったという実感が湧く日が来ます。

 

あとがき

宅建が士業に変わることで合格率は間違いなく下がる方向へ行きます。だって士業だぜ。

国土交通省がどういう考え方をしているのかは知りませんけど、士業の質を落とすワケが無いので、宅建士の質を上げようとするのは誰がどう見ても明らかです。

私たちも士業の一員として、自覚を持った行動を問われるようになるでしょう。

 

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