転職なんてしないほうが良いんですけど、永年勤続雇用のスタイルはとっくに崩れて、年功序列だけが残っている虚しい世の中です。
どうしても会社にしがみついていないといけない高給取りを除いて、普通のスキルがあれば転職したほうが給料が上がるのは目に見えています。
でも、ちょっと待って下さい。
なにも考えずに会社を辞めてしまっては意味が有りません。
入念な転職準備をして、次の就職先を決めてからの転職にしましょう。
転職をするにあたっての準備
私は10代の頃から働いていた会社を12年努めて辞めましたから(と書くとほかの記事の情報と合わせて年齢がバレてしまいますけど)、面接ですら10年以上受けておらず準備に苦労しました。
会社は残業、休日出勤が当たり前の状態だったので、あまり余裕が無かったのもありますが、転職は当たり前ですが大変です。
まずは
常識を思い出さなければいけません。
これから受ける会社によっては、一挙手一投足で判断されてしまいますので出来るだけ隙を無くして、万全の体制を整えて行きたいところです。
よく若い人や転職初心者の人がいう
- 細かいミスを見つけてネチネチいう会社はブラックだ
- 面接を真面目にしても普段の態度が悪ければ意味が無い
これは間違いです。
ブラック求人の会社ほど細かいトコロを見ていません。来るもの拒まず入社させてしまうのですから、面接なんて形だけです。
それこそホワイト求人の会社では、入ってきた人間が使い物にならなければ困るので、必死で面接をするわけです。
なので必然的に
- 面接の厳しい会社=ホワイト求人で有る可能性が高い
と、こうなるのですね。
面接はすべてが一期一会、毎回全力を出しきる覚悟で行きましょう。
超優良会社の面接を履歴書の誤字一つで落としてしまうのは、今後の人生において大損ですから。
これは気をつけよう
・応募書類や履歴書のミス
誤字脱字はもちろんの事、修正液や修正テープで直しているものをそのまま提出してくる人がいるようです。
心象が良くないですね。自分が面接官ならこの時点で落とします(ホワイトなら)。
応募書類や履歴書は書き終わったら誰かにチェックしてもらいましょう。とにかくアラを探して下さい。
・応募書類の送付ミス
宛先間違いなんてあってはならないミスです。
こういうミスを起こす人と一緒に仕事をすれば失敗ばかりになるのは目に見えているので、採用なんてまずしません。絶対にしてはいけないミスです。
また、担当者さんの漢字間違いなどもあるようなので、難しい漢字じゃなくても思い込みで文字を書いていないかどうかのチェックをして下さい。
面接編
・身だしなみがダメ
もちろん私服なんかで行くわけないですよね(笑)。
どんな会社であろうと必ずスーツで行きましょう。IT系のベンチャーは例外ですけど。
- 髪の色・髪型
- スーツの汚れ・シワ
- 靴の汚れ
- 時計・バッグ・アクセサリー
面接は身だしなみで70%決まっているような物なので、ここでも一般常識からかけ離れたことは止めましょう。
金髪やツーブロックなどの派手な髪型も避けたいですね。
また、社員の方に茶髪がいても自分は黒に染めなおしておきましょう。面接に茶髪で来る人は確実に地雷なので、できるだけ避けたいです。
面接に行くのにロレックスの時計をしていくのは当然止めといた方が良いですし、ガガミラノなんか持ってのほかです。アクセサリーも全て外して下さい。
・カバンが無い
最低限のものを入れられるビジネスバッグを持って行くと良いと思います。
ハンコや書類といったものを収めるのに困るので、一つくらい用意しておいてもいいでしょう。
とくに、面接中に次のスケジュールが決まることがあるので、手帳は必ず持って行きましょう。自己管理能力を試されるところです。
・遅刻はダメ
忘れもしない高校生のころ、バイトの面接に行くのに迷ってしまって30分遅刻しました。
それ以降、教訓として必ず下見に行くようにしていましたが、それくらいしておいたほうが良いですね。
- 遅刻=面接アウト!
ぐらいに考えておいた方が良いです。最低でも10分前には到着しておきましょう。
また、必ず面接会場の方には愛想よくして下さい。
ドラマなんかで「受付のおばちゃんが社長だった」というオチがありますが、現実に無いとも限りません。
可能性は1%でも積み上げておきましょう。
・自分の年齢を忘れよう
ある程度の年齢になってからの転職だと、面接官が自分より年下ということが十分ありえます。
そこでタメ口で話してしまったり、命令口調で話すと印象が悪いです。
確かに社会人経験はあなたの方が長いかもしれません。それでも、相手は将来上司になる人間かもしれないのです。
あくまで謙虚に、あくまで慎ましく面接を受けましょう。
まとめ
どれも普通の社会人なら当たり前にできることだと思うのですが、面接担当者の方に聞くと、そういった常識のない方も多いそうです。
自分はまともだ、と思っている人も知識の補完程度に復習して望んで下さい。
準備は念入りすぎるくらいでちょうど良いのですよ。