自家塗装、それは永遠の憧れ。
実は僕、金属塗装の資格持ちなので色々と分かるのですが、自家塗装に必要なツールって何を使っていますか?
塗装工具もピンきりなので、今回は元塗装屋の僕が自信を持っておすすめ出来るメーカーを紹介しますね。
塗装ツールのおすすめメーカー
自家塗装は缶スプレーなどでシャーっと済ましてしまう場合が多いですが、どうせなら本格的にツールを用意して究極を目指したいですね。
塗装に関係する工具はそんなに高くなく、簡単に揃えることが出来るんですけど、塗料の種類が幅広いので塗るなら専門の業者に相談したほうが良いと思います。
ネットで塗料を買えるようになったので、本当に楽な時代になりました。
でも、今回はおすすめツールのメーカーです(笑)。
アネスト岩田
塗装工具の総合メーカーです。
コンプレッサーから塗装ガンまであらゆる種類を揃えていますし、大型のブースなども出していて懐が深いです。
僕が全工具メーカーの中で唯一信頼しているメーカーで、塗装ガンは大抵使ったけどココのガンだけは素直でした。
繊細な動きについてこれる上に、頑丈で壊れないというむちゃくちゃなクオリティなので絶対におすすめです。
アネスト岩田のガンを使って上手く塗れなかったら、他のメーカーを使っても無理だと思います。
DeVILBISS (デビルビス)
確かドイツのブランドだったと思いますけど、デ・ビルビスって区切って読むんですよ。
みんなデビルって呼んでて、最初はなんかやばそうな雰囲気が漂っていたのを覚えています。
使いやすさで言うとアネスト岩田と遜色ないくらいだったのですが、耐久力が無く、3個あったのですが全部壊れてしまいました。
いつも肩ぐらいの場所に引っ掛けて使っていたのですが、1回落としたらポキって折れて・・・。
落とさないようにしとこうって思っても、シンナーで集中力をそがれているので結構キツイんですよ。
敢え無く全部撃沈。
今のやつはそんなに弱く無いのかもしれませんけど。
MEIJI(明治機械製作所)
MEIJIの塗装ガンは若干塗りにくかった気がします。
特に覚えているのは、F88というトリガーがクソ重たいやつで非常に使いにくかったです。
いま出ている奴は良さそうなので、時代が流れているなぁと思って感心しています。
基本的に何を使っても同じようなクオリティには持っていけるのですが、トリガーが重いと疲れてしまうので毎日10時間くらい塗り続けていた僕としては、出来るだけ軽いガンを求めていました。
ま、手の大きさも使いやすさに関係するんでしょうけど。
アストロプロダクツ
コンプレッサーが割高な気がしますが、ガンはお買い得でいいですね。
サンデーメカニック的な使い方なら良いんじゃないでしょうか。
2万円ちょっとで全部揃うので、塗る場所さえ確保出来れば自分で塗ってしまったほうが安く上がりますね。
ただし、塗りやすくは無いので工夫が必要になると思います。
1回だけの塗装なら、近所の塗料屋に缶スプレーを作ってもらった方が良いと思いますけど、何回も塗る予定が有るのなら揃えたほうが安く上がります。
余談:ホームセンターツール
なんかホームセンターの塗装ガンってネット通販に比べて高く無いですか?
あまりの値段に結構ビビるんですけど、値段に見合った使いやすさなんでしょうか。
毎回使ってみたいなーっと思いながらスルーしてしまっているんですよ。
また今度使う機会があればレビューしますね。
まとめ
というわけでいかがだったでしょうか。
このネタを書くのにふと「自分ってどの程度の腕なんだろう」と思いYOUTUBEを見ていたのですが、絶句しました。
霧化の良いガン(細かい霧になりやすい)だと、雑に塗っても仕上がりが良いので使うと先輩にブチギレられていたのですが、他所では普通に使っても怒られないんですね。
塗着効率でガタガタ言われていた時代が懐かしいです。
みなさんもキレイに塗りたければ口径1ミリくらいのガンを選んで、吹き幅を出来るだけ広げて、エアーを最大にして出来るだけ遠くから塗りましょう。
住宅街では飛び散ってしまうので塗った後が大変になりますが、ブースや工場で塗るならその塗り方が最強だと思います。
フェラーリだったかランボルギーニだったかの塗装工もそうやって塗ってましたから。