・・・スキムミルク!
あまり馴染みのない人も多いし見たことがない人もいるんじゃないでしょうか。
かくいう僕も存在は知っていても使ったことはありませんでした。
でも、赤ちゃんの粉ミルクにも使われているぐらい栄養の面で素晴らしく、サプリメントの代わりに飲んでいる人もいるぐらいなんですって。
今回はそんな不思議な存在のスキムミルクを調べてみました。
Contents
スキムミルクとは
牛乳から乳脂肪分をとりのぞいた後、水分を飛ばして粉末状にしたものです。
牛乳と違って粉状で水分がないので、料理に使いやすかったり、長期保管に向いていますね。
たんぱく質、カルシウムを多く含んでいて栄養価が高く保存性が良好なので、戦後の日本人の食生活を支えてくれていた時代もあります。
そのため、お年寄り世代の人たちには「脱脂粉乳」と言ったほうが伝わりやすいかもしれません。
※昔のものは味や臭いがキツかったらしいのですが、当時から比べると加工方法が代わり、味が格段に良くなりました。
牛乳と比べた場合
スキムミルクも、元々は牛乳から作られています。
そのため、水分を加えれば牛乳に近い飲み物になるんですよね。
ただし、製造過程で脂肪分をとりのぞいているため、完全な牛乳というよりも、どちらかというと無脂肪牛乳に近い感じです。
味が少し違う
「戦時中の脱脂粉乳は不味かった。」というのはウチのおばあちゃんの金言ですが、今のスキムミルクの味は当時から比べると格段に進化しているそうです。
技術の進歩っていうやつですね。
それでも、本物の牛乳とはまったく同じ味というわけにはいかないので苦手な人もいるかもしれません。
逆にスキムミルクじゃないとダメっていう人もいますよ。
長期保存が可能
水分がまったくないので長期保管ができます。
スキムミルクの袋の裏書きにも注意事項が書かれていますが、だいたい開封後から1ヶ月を目安に使い切るのをオススメします。
開封しなければ保存期限は長いです。
牛乳の賞味期限が1週間程度なので、それから比べると雲泥の差ですね。
その他
- お菓子作りに使いやすい
- サプリメント代わりに使っても良い
- コスパが良い
- カルシウム・タンパク質が豊富
- ダイエット時の強い味方
- 妊娠時にも良い
スキムミルクのデメリットは「味」!!
それ以外は牛乳と比べて、こんなにたくさんのメリットがあるんですね。
これはごく一部なので、まだまだ他にもありますよ。
みんな何に使ってるの?
スキムミルクについて調べていましたが、思っている以上に用途が多くてビックリしました。
こんなにあるの知らなかった、すごい!
料理に使う
- ホームベーカリーでパン焼き
- ヨーグルト作り(カスピ海ヨーグルトなど
- 牛乳代わりに
主に自宅でパンを焼く人たちが使っているみたいです。たしかにウチでもパンを焼く時には必ず使いますもんね。
牛乳の代わりとして幅広く使えるおかげで、活躍の場は広いです。
料理の隠し味に
シチューやグラタンなど、牛乳を使う料理の隠し味に使うこともできます。
水を使って薄めない分、牛乳よりも濃厚で美味しいシチューができますね。
どのスキムミルクが人気なの?
今のところ、Amazonでは
- 雪印メグミルク 北海道スキムミルク400g
- よつ葉乳業 スキムミルク(脱脂粉乳)1kg
上記2種類のスキムミルクの2つが売れ筋の人気商品になっています。
違いが気になったので調べてみました。
メグミルクのメリット・デメリット
- 水で溶けやすい
- チャックが付いている
- 味が若干薄い
メグミルクの方は、粉が顆粒タイプになっていて溶けやすいのが特徴ですね。
一粒一粒がシッカリしている粒状になっているので、風にのって飛び散りにくいのも使いやすいです。
チャックがついているため、封をする手間が少なくてすむのも便利。
ただし、この後に紹介する四葉のスキムミルクと比べると味の薄さに不満がある人もいました。
味の違いに敏感な人や、牛乳の風味が好きな人は四葉の方が良いかもしれませんが、料理や飲用など、何気なくさっと使いたい分にはこちらの方が良いと思います。
小ネタ:飲用にするなら
レビューに書いてありましたが、1.5グラムを10mlに溶かすと濃度がメグミルク牛乳と同じぐらいになるみたいです。。
マグカップ一杯分なら200mlぐらいなので、 30グラム(大さじ2杯分)が基本になります。
水で薄めて濃さを調整ができるので、自分好みの濃さにして飲めます。
四葉のメリット・デメリット
- 味が美味しい
- コスパが良い
- チャックが付いてない
- 加工無しで飛び散りやすい
- 少し溶けにくい
四葉のスキムミルクは評判がよく、そのほとんどが味と飲み方に対しての評価でした。
牛乳の代わりに使っている人が多く、料理に使うよりも、飲用として飲むことがメインなら四葉の方がオススメできます。
1kg売りしか無いのが難点ですが、その分コスパも安く買えますからね。
ただし、メグミルクのように粒状加工されていないため、小麦粉のように飛び散ったり、ダマになって溶けにくかったりするみたいですね。
茶こしや泡立て器を使って溶かすか、シェーカーで振り溶かすのが一般的なようです。
また、あらかじめコーヒーなどに混ぜてからお湯を注ぐとダマになりにくいみたいなので、混ぜて使う時は試してみてください。
小ネタ:飲用にするなら
脱脂粉乳10gを、90mlの水またはぬるま湯で溶くと、約100mlの無脂肪牛乳と同程度の濃さになるようです。
マグカップ一杯分200mlを飲用に作るなら、180mlに対して20g(大さじ1、小さじ1)が必要になりますね。
メグミルクと四葉は、どちらがオススメなのか?
- 使いやすさを重視する人:メグミルク
- 味やコスパを重視する人:四葉
ウチではいつもメグミルクの方を使っています。理由は飛び散らないし、サッと溶けやすいから。
とはいっても、味の評判やコスパで見たら四葉の方が優れているため、どちらも優劣がつけにくいと思います。
用途に合わせて購入するのがベストでしょう。
まとめ
ということで、今回は身近な万能素材 スキムミルクのお話でした。
パン作り以外にはまったく使ってないので、これからはドンドン活用したいと思います。
まずはコーヒーのクリープ代わりに入れてみようかなぁ。
せっかく毎日飲んでいるし、少しでも栄養価の高いものに変更できるのならそれが良いと思いますし。